We pray for all victims of earthquakes in Oita and Kumamoto

雨上がりの豊後水道に、
雲の切れ間から天使の梯子が降りてくる。
鮮やかな虹が美しい弧を描く。
それを見上げる時の気持ち。

佐倉康之・美術家

The 2016 Kumamoto earthquakes (Japanese: 平成28年熊本地震 Hepburn: Heisei 28-nen Kumamoto jishin?) are a series of earthquakes,[2] including a magnitude 7.0 mainshock which struck at 01:25 JST on April 16, 2016 (16:25 UTC on April 15) beneath Kumamoto City of Kumamoto Prefecture in Kyushu Region, Japan, at a depth of about 10 kilometres (6.2 mi),[11] and a foreshock earthquake with a magnitude 6.2 at 21:26 JST (12:26 UTC) on April 14, 2016, at a depth of about 11 kilometres (6.8 mi).[4]

The two earthquakes killed at least 50 people and injured about 3,000 others in total. Severe damage occurred in Kumamoto and Ōita Prefectures, with numerous structures collapsing and catching fire. More than 44,000 people were evacuated from their homes due to the disaster.

wikipedia

熊本・大分地震は、2016年(平成28年)4月14日21時26分以降に熊本県と大分県で相次いで発生している地震である。気象庁震度階級では最も大きい震度7を観測する地震が4月14日夜(前記時刻)および4月16日未明に発生したほか、最大震度が6強の地震が2回、6弱の地震が3回発生している。日本国内の震度7の観測事例としては、4例目(九州地方では初)および5例目に当たり、一連の地震活動において、現在の気象庁震度階級が制定されてから初めて震度7が2回観測された。また、一連の地震回数(M3.5以上)は内陸型地震では1995年以降で最多となっている。

一部wikipediaより

地震後の報道などに見る映像や写真には言葉を失ってしまう。
そして被災された方々の悲痛と絶望を想像すると自分にも何かできないかと考える。

私は〝地域とこどもとアート〟を企画している美術家だ。
こどもたちとともに制作する時、その無垢なパワーに癒され驚きと喜びをいつも感じている。そしてそれはgift(賜物)だと思う。こどもたちに伝えたいことがあるから、被災された2つの県で2つの「虹色プロジェクト」を考えた。

熊本県芦北町の〝うたせぶね〟は海の貴婦人と称される美しい漁船だ。不知火湾の潮風を受けて帆を張る姿、この船で日々漁をさせている漁師さんの美意識に感嘆する。芦北町漁協の組合長さんに「帆をキャンバスにさせて欲しい」とお願いした。スポンサーはスパークス・グリーンエナジー&テクノロジー株式会社、株式会社日立製作所で、芦北町においてメガソーラー発電所を展開しており「SGETこどもエネルギーサミット」の特別編として企画をOKしてくださった。

大分県佐伯市のジョーヤラ船は大漁旗をなびかせる豊年大漁祈願の伝統の祭り船。そのお膝元、佐伯市立八幡小学校全校生徒参加による大漁旗制作ワークショップを実施し、完成した旗をジョーヤラ船に特別設置し運航するという企画。その風景を撮影した写真は、来春開設する新八幡公民館に寄贈する写真作品となる。スポンサーは小田開発株式会社、イーレックス株式会社、カリフォルニア州公認NPO法人 PKMF (Pacific Kids Mural Foundation.)

二つの異なる場所での異なる背景を持った地域の個性、伝統とキッズアートのコラボレーションのテーマを「元気を発信する希望の虹色」とし、被災された方々への応援の気持ちを込めた。こどもたちのエネルギーが伝わってくれると嬉しい。

私の企画に賛同してくださった地元団体企業の皆さん、制作に携わってくださった多くの人に感謝いたします。

佐倉康之・美術家

Related project – Rainbow Utasebune in Kumamoto

Flag Making Workshop

Grenoble, France & Saiki, Japan

Works of Flag

Grenoble, France & Saiki, Japan

What Is JYOYARA?

JYOYARA is a prayer for the safety of the fishermen and for good catch of the year.The fishing boats are adorned with many flags to show their family, friends and colleagues who are waiting by the shore that they had a good catch.

「ジョーヤラ」とは、漁業の盛んな大分県佐伯市で行われる漁師さんたちの海上安全、豊漁を祈願するお祭りです。“ジョーヤラ ジョーヤラ”の掛け声に合わせて、佐伯湾を1周します。毎年9月第2土曜日に、大宮八幡神社(1200年の伝統を誇る大宮八幡神社の祭典)で行われる、五丁の市、というお祭りの1行事として行われます。

大宮八幡神社
大分県佐伯市戸穴61

協賛:
小田開発工業株式会社
イーレックス株式会社

協力:
佐伯市立八幡小学校
ジョーヤラ保存会
ルンビニ幼稚園
壁画さ組
株式会社TSAP
株式会社PG COLLABO